30歳はもっと大人だと思っていた
でも そうじゃなかった
全然、そうじゃなかった
小さい頃のわたしは
そのまま変わらずにあり
新しいわたしがどんどん生まれて
その間を自由に飛び回れるようになった
ドアがたくさんある部屋にいて
いつでも新しい部屋に行けるし
昔の部屋に入って
なつかしく眺めることもできる
そんな感じ
たとえば 今
目の前に魔法使いが現れて
学生時代の、ただただ甘くて甘い
今も未来もなく
目の前の人を
ただ強く愛し 見つめ合い
触れられただけで
すぐ心がしんとして
熱く静かになるような
そんな恋の一瞬に
あの日、あの場所の、あの瞬間に
もう一度戻してあげると言われたら
正直迷うだろうな
30歳になったって
そんなもんです
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昔の恋人を思い出すことがある。
それなりに経験してきた方だけれど、今も思い出すのはたった1人だけ。
18歳の時、大学に入学してすぐ付き合い始めた彼だ。
彼と行ったいろんな場所、
彼が住んでいた駅のカフェ、
緑が豊かな公園がたくさんあったこと、
そこの芝生でよくお昼寝したこと、
彼が難しそうな小説を読んでいたこと(潮騒とか)、
着ていたタオル地の青いパーカー、
お香のようなにおいがしたこと、
よーくみると瞳の奥が緑がかっていたこと、
たくさんあったすれ違い、
一緒に食べた朝ごはん。
すごくさりげないことを急にダバーッと思い出すことがある。
正直、この年になっても思い出すとは思わなかった(笑)
なんの感情もわかない時もあれば、
あぁ、もうどうしようもないのに、
と苦しくなる時もある。
遠すぎて、全てが私の頭の中の空想か幻のような気がする。
そんな風に昔のことを思い出すこと、ありますか?
それは全く悪いことではないし、自分を責める必要もない。
それだけ、インパクトが強かったということ。
そんな時こそ自分を静かにクリーニングする。
外側の意識に戻って、全てを受けとめて、ご縁に感謝する。
今も静かな学びをありがとう、と。
忘れられない瞬間がたくさんあるということは、人生を豊かにしてくれる。
そんな時間を、今世また経験できたことにありがとう。
思い出したら感謝して、そのエナジーを解放する。それを淡々とやる。
いつか思い出さなくなる時がくるかもしれないし、こないかもしれない。
どちらでもいいのだ☺︎
忘れなきゃ、なんて無理やりなかったことにしようとするのは1番心にストレスがかかります。むしろ大切に大切にした方が手放しやすくなります。
人生の一部だった時間を憎まないこと。
忘れられない瞬間、それはたくさん解放するエナジーがある場所。
どうか大切に♥︎
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