私の本の読み方




知識のエキスパートではなく、

「自分」のエキスパートになる。



今、私が意識しているのはこれだけです。






思いこみがどんどんぬけていくにつれて、
昔ほど本を読まなくなりました。


むしろ学生時代は読みすぎでした。
本は、新しい価値観そのものです。
いわゆるビジネス書や自己啓発本、そこには著者の思いこみもたくさん入っています。
〇〇することが良い、というような。
それをそのまま吸収してしまう=思いこみが増えるということ。




20代の後半はLearnじゃなくてUnlearn、
学んで吸収してきた思いこみをぬいていくのにだいぶ時間がかかりました。



確かに何かを「知る」ためには、前提として比べるものや知識が必要です。
(それが過剰になれば、比較癖に苦しむことになるのですが)
だから今まで本に限らずたくさんの価値観に触れてきたことに対する後悔はありません。



でも30歳を過ぎ、今は改めて自分に必要のない知識・価値観・思いこみを捨てて
自分自身にピッタリと合うものを選びたいと感じます。
それは本からではなく、そこを知った上で自分の内側と深く対話して分かるものです。


知識として外側からそのまま入れるのではなく、
内側から生まれてくる感覚。
既製服を買うのではなく、自分でパターンから書き起こすイメージ。(実際にはできないけど笑)



私は何を経験したくて、何が心地いいのか。

何を感じたくて、何を信じたいのか。




本を読んで、新しい知識や知恵を入れたら、
まずは試してみて自分に本当に合っているのか、必要なのか、心地いいのか感じ尽くしてみる。
自分と合わないものはアッサリと手放す。
そうしないと、
「○○すべき、○○するのが良い」という価値観に圧倒され、知識が増えすぎて逆に何をしたらいいのか分からなくなったり、自分の個性を無視した全く違う方向へ行ってしまうかもしれません(笑)


そしてたまには外から知識も新しい価値観も何も入れない時期もいいですよ。
本音がよく聞こえるようになります。


私が書いた本やこのblogも同じです。
自分には合わない、違うと感じるものは無視して、皆さまの心がホッとゆるまったり、自由を感じられるものだけ、必要な時に読んでみてくださいね。