ボツ原稿②「愛を殺すもの」



昔、付き合っていた人は、
私のことをなかなか信じてくれませんでした。
大切にしているのに、
「本当に俺のことが好きなのか、一番なのか」を常に確認したがっていました。
だから無理難題をつきつけるのです。
「こんな無理を言っても、
それを叶えようとしてくれるか」
そこに愛を見ようとするのです。
男友達とごはんに行く、なんて言おうものなら大変。そのうち、本当のことは伝えなくなりました(笑)

嘘はつかないけど、全部は言わない。
それってもうこれ以上、
関係は育たないですよね。


私も最初は頑張って合わせていましたが、
次第に何をしても本当には信じてもらえないことに疲れてしまい、お別れしました。


「好きな人を信じる」。

それは相手の態度次第なのではなく、

「その人を選んだ自分自身を信じられるか」、ということなのです。



私は本当に好きだった。
だからなぜそんなに人の心を疑うのか、
正直全然分かりませんでした。
それは、彼自身の問題であり(それまでの経験が影響していたようです)、
私の問題ではなかったのです。
その彼の疑念が、私の愛を窒息させたように感じました。


ただ純粋に、愛してくれたら良かったのに。
信じてくれたら良かったのに。
そしたら愛も信頼も豊かに育ったでしょう。


無条件に信頼されたら、
人はそれに報いたいと思うものです。
自分のことを愛し、信じてくれている人を悲しませるようなことはしたくない。
それは恋愛を大切にしている人にとって、「当たり前」のことなのです。
その当たり前を疑われると、やはり合わないなと感じてしまいます。
信じて育むもの、それが愛です。



というわけで…3秒セラピー♫

疑ったら、疑われる。

信じれば、信頼される。

大事にしたら、大事にされる。

投げかけたもの、
それが、あなたが受け取るものです。



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ひすいさんの編集も入っています。
「というわけで…3秒セラピー♫」がなつかしい!笑

ヤスさんの新作も素晴らしいんですよ!
はやくみんなに読んでもらいたいです(*´ω`*)

そして以前のヤスさんの原稿は、
今読んでも素晴らしくて。
そのまま残っている話も多いのですが、
当時とは全然違うレベルで言葉を感じられました。
ヤスさんも、私も、子どもをもつ親になり、
子どもを愛することを知ると
愛の感覚がさらに深く繊細になったのかもしれません。


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